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微生物学:抗生物質ではない治療薬も、腸内細菌に対して抗生物質と同じ影響を及ぼす

Nature 555, 7698

抗生物質ではない治療薬の一部が腸内マイクロバイオーム組成の変化と関連することは、最近明らかになったが、この現象が起こっている範囲については分かっていない。今回A Typasたちは1000種以上の市販薬についてスクリーニングを行い、そのほぼ4分の1がin vitroで少なくとも1つの細菌株の増殖を阻害することを見いだした。さらに、これまでにヒトコホートで行われた研究を詳しく調べたところ、ヒトを標的とする薬剤で抗共生細菌活性を持つものは、ヒトで抗生物質に似た副作用を引き起こすことが分かった。新たに得られたこの知見は、これからの薬物治療研究の基盤情報となるだろう。

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