Nature ハイライト
Cover Story:特集:健全な研究室を作り上げるには:実り多い研究グループを作り維持する方法
Nature 557, 7705
健全な研究環境は、良質な科学の基本である。しかし、それはめったに議論されることのない側面でもある。理由の1つは、研究室の「健全性」は複雑で、評価するのが難しいことである。研究室の健全性とはつまり、一体感やコミュニケーション、期待やトレーニングといった多くの要素から生まれるものだ。本号の特集では、作業環境がどのように研究の質や意欲を形作るのか、そして、研究事業を強化するためにできることは何かについて検討する。今回Natureは、3000人以上の研究者を対象に、研究文化を育み改善する方法に関する直接的経験について調査を行い、その結果に基づいて、研究室の機能を妨げ得る問題点や、研究室を最も働きやすい場所にするのを助ける重要事項を解き明かしている。(Introduction)
2018年5月17日号の Nature ハイライト
集団遺伝学:古代ゲノムから明らかになった人類史とヒト肝炎の手掛かり
細胞再プログラム化:ニューロン再プログラム化ツールボックスを拡張
構造生物学:新規なアレスチン活性化機構
細胞生物学:鞭毛内輸送装置の形成過程を解き明かす
天文学:ビッグバンの2億5000万年後に始まった星形成
物性物理学:ファンデルワールス・ヘテロ構造体に圧力をかける
大気科学:オゾン層を破壊する化学物質の復活
計算論的神経科学:近道を探す神経ネットワーク
細胞生物学:停止したリボソームからペプチド鎖を遊離させる