Nature ハイライト
気候変動生態学:サンゴの白化事象の群集規模の帰結
Nature 560, 7716
今回R Stuart-Smithたちは、2016年にグレートバリアリーフおよび珊瑚海で発生した大規模白化事象の後に魚類および大型無脊椎動物の群集の構造と機能に生じた変化をマッピングした。白化事象の後には、種の豊かさおよび機能的多様性の緯度勾配が弱まり、北部と南部の群集がより似たものとなっていた。多くの場合、こうした生態系レベルの帰結は、サンゴの死滅率とは無関係であるように見える。
2018年8月2日号の Nature ハイライト
微生物群集:永久凍土由来の微生物ゲノムの復元
医学研究:白血病細胞による神経の移動経路の乗っ取り
音響学:反射を伴わない負の屈折
有機化学:脂肪族C–H結合の官能基化
炭素循環:土壌炭素の大気への放出量が1990年以降増大している
気候変動生態学:サンゴの白化事象の群集規模の帰結
代謝学:コハク酸は褐色脂肪組織に入り、代謝疾患で熱産生を高める
自己免疫:自己免疫におけるインスリンペプチドの働き
分子生物学:細胞のDNA修復における二本鎖切断の削り込み
構造生物学:PTCH1の構造