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細胞生物学:活動中のキュリン–RING型E3リガーゼ

Nature 578, 7795

キュリン–RING型リガーゼ(CRL)はユビキチンE3リガーゼのクラスの1つを構成していて、ほぼ全ての生物学的過程に関わっている。CRLが触媒するタンパク質ユビキチン化は、この酵素の成分であるキュリンをユビキチン様タンパク質NEDD8で修飾することによって調節されている。今回B Schulmanたちは、クライオ電子顕微鏡法と化学的手法とを組み合わせることにより、CRL1β-TRCPがNEDD8によって活性化される機構や、その結果としてこの酵素がE2結合酵素から基質タンパク質へのユビキチンの転移を触媒する際の機構について考察している。

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