Nature ハイライト
進化学:前障の睡眠への関与
Nature 578, 7795
前障は哺乳類の脳構造の1つで、不明な点も多いが、意識との関連が提唱されている。今回G Laurentたちは、爬虫類に前障と相同な構造があることを突き止め、睡眠の制御と特定の回路活動の発生に複数の役割を持つことを示している。このことから、前障は古くから保存されてきた構造で、脳のさまざまな状態を制御している可能性が示唆される。
2020年2月20日号の Nature ハイライト
原子物理学:反水素の量子電磁力学
光物理学:自由電子レーザーにおけるアト秒パルス
材料化学:したたり落ちる液滴で発電
化学:光を用いた希少糖の合成
気候科学:大気中のメタンに残されたヒトの痕跡
進化学:前障の睡眠への関与
微生物学:全球に分布する巨大ファージ
微生物学:巨大ウイルスの全球的多様性
がん:AQP5は胃幹細胞に豊富に存在する
代謝:GDF15はメトホルミンの作用を仲介する
エピジェネティクス:X染色体不活性化を分子的に統合する因子
細胞生物学:活動中のキュリン–RING型E3リガーゼ