Nature ハイライト
材料化学:したたり落ちる液滴で発電
Nature 578, 7795
小規模な環境発電は、適切な固体材料を滑り落ちる水滴やそうした材料に衝突する液滴によって、接触帯電や静電誘導を介して実現できる。しかし、そうしたデバイスの出力とエネルギー密度は、従来の形態の環境発電と比べて小さい。今回Z Wangたちは、こうしたデバイスの瞬時出力を高めるデバイスアーキテクチャーを開発した。衝突した液滴が広がることで基板と電極の1つが接続され、界面効果だけのときよりも高い電圧が生成される。その結果、この種のデバイスの瞬時電力密度が大幅に向上した。
2020年2月20日号の Nature ハイライト
原子物理学:反水素の量子電磁力学
光物理学:自由電子レーザーにおけるアト秒パルス
材料化学:したたり落ちる液滴で発電
化学:光を用いた希少糖の合成
気候科学:大気中のメタンに残されたヒトの痕跡
進化学:前障の睡眠への関与
微生物学:全球に分布する巨大ファージ
微生物学:巨大ウイルスの全球的多様性
がん:AQP5は胃幹細胞に豊富に存在する
代謝:GDF15はメトホルミンの作用を仲介する
エピジェネティクス:X染色体不活性化を分子的に統合する因子
細胞生物学:活動中のキュリン–RING型E3リガーゼ