Nature ハイライト

材料化学:したたり落ちる液滴で発電

Nature 578, 7795

小規模な環境発電は、適切な固体材料を滑り落ちる水滴やそうした材料に衝突する液滴によって、接触帯電や静電誘導を介して実現できる。しかし、そうしたデバイスの出力とエネルギー密度は、従来の形態の環境発電と比べて小さい。今回Z Wangたちは、こうしたデバイスの瞬時出力を高めるデバイスアーキテクチャーを開発した。衝突した液滴が広がることで基板と電極の1つが接続され、界面効果だけのときよりも高い電圧が生成される。その結果、この種のデバイスの瞬時電力密度が大幅に向上した。

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