Nature ハイライト
免疫学:Runx3によるT細胞常在性の調節
Nature 552, 7684
組織常在型記憶T細胞は、病原体によくさらされる場所に配置され、免疫応答の開始に備えている。しかし、そこでそれらの活性を制御する分子シグナルはあまりよく分かっていない。今回A Goldrathたちは、転写因子Runx3が組織常在型記憶CD8+ T細胞の発生と機能性の主要な調節因子であることを明らかにしている。彼らは、常在性の運命拘束が確立されるのがCD8+ T細胞分化の初期であることを支持する証拠を示している。
2017年12月14日号の Nature ハイライト
創薬:アルコール依存症治療薬のがんへの転用
構造生物学:TRPMチャネルの構造を見る
宇宙物理学:星成長をつかさどる磁気ゲート
生体エネルギー学:デンキウナギの電源を模倣する
材料科学:細胞の接着点に力を加える
地球科学:噴火様式の変化
発生生物学:細胞は多能性を止めて成長する
血管生物学:糖尿病性網膜症を救済する
免疫学:Runx3によるT細胞常在性の調節
加齢:Pol III阻害が寿命を延ばす