Nature ハイライト
神経科学:視覚野の運動方向選択性
Nature 558, 7708
視対象の運動方向の計算は、視覚系の基本演算の1つである。今回A LienとM Scanzianiは、マウスの一次視覚野で方向選択性が現れる機構について検討した。その結果、特定の時空間的オフセットを持った視床からの入力で、皮質ニューロンの方向指向性と選択性を説明できることが分かった。また、彼らは各ニューロンで方向選択性を生み出すのに寄与する収斂的入力の数も見積っている。
2018年6月7日号の Nature ハイライト
工学:アナログメモリーを用いたニューラルネットワーク訓練の高速化
古生態学:塩水を好んでいた初期の四肢類
神経科学:視覚野の運動方向選択性
核物理学:大きな課題を1つ乗り越えた量子色力学
物性物理学:電流を曲げると現れる熱電効果
気候変動:進路の途中で停滞する熱帯低気圧
哺乳類進化学:最初期の哺乳類の系統発生を明らかにする
群集生態学:都市化が体サイズに及ぼす影響
発生生物学:ヒトの胚性幹細胞から形成体を誘導
免疫学:Hippoは代謝と免疫機能を連動させる