Nature ハイライト

がん:がんと発生でEMTと繊維化を結び付ける仕組み

Nature 577, 7791

上皮間葉転換(EMT)は、がんと発生に重要な役割を担っている。そして、EMTは繊維化と結び付けられてきた。J Massaguéたちは今回、TGF-βと発がん性Rasが共通の因子であるRREB1を介してEMTと繊維化を促進することを明らかにし、この2つの過程が結び付く仕組みを説明している。RREB1はSMADと共に働いて、EMTのマスター転写因子や下流にあってEMTや繊維化に関わる遺伝子の発現を誘導する。これらの経路は胚形成の際にも重要である。

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