Nature ハイライト

社会学:持続可能な開発目標の教育関連ターゲット達成に向けた進捗状況

Nature 580, 7805

ケニアの学校の授業風景。
ケニアの学校の授業風景。 | 拡大する

Credit: Hugh Sitton / Stone / Getty Images

持続可能な開発目標(SDGs)の目標4では、教育の向上が掲げられており、新たに格差に焦点が合わせられている。今回E Gakidouたちは、就学年数の国内分布をモデル化し、それを用いて1970年以降の教育の格差を調べるとともに、2030年を期限とするSDGsの教育関連ターゲットの達成に向けた進捗状況を予測している。その結果、世界は概して、2030年までの初等教育のほぼ完全な普及の達成に向けて順調に進んでいるものの、中等教育および高等教育の修了率には大きな課題が残り、大幅な向上が見られるとはいえ、サハラ以南アフリカ、北アフリカ、中東の一部ではいまだに大きな男女格差があることが明らかになった。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度