Nature ハイライト
社会学:持続可能な開発目標の教育関連ターゲット達成に向けた進捗状況
Nature 580, 7805
持続可能な開発目標(SDGs)の目標4では、教育の向上が掲げられており、新たに格差に焦点が合わせられている。今回E Gakidouたちは、就学年数の国内分布をモデル化し、それを用いて1970年以降の教育の格差を調べるとともに、2030年を期限とするSDGsの教育関連ターゲットの達成に向けた進捗状況を予測している。その結果、世界は概して、2030年までの初等教育のほぼ完全な普及の達成に向けて順調に進んでいるものの、中等教育および高等教育の修了率には大きな課題が残り、大幅な向上が見られるとはいえ、サハラ以南アフリカ、北アフリカ、中東の一部ではいまだに大きな男女格差があることが明らかになった。
2020年4月30日号の Nature ハイライト
量子物理学:非平衡相転移の量子シミュレーション
物性物理学:トポロジカル反強磁性体の電気的スイッチング
材料化学:ハロゲン化物ペロブスカイトのエピタキシャルヘテロ構造の作製
有機化学:「マジック」メチル基の付加
地球科学:巨大沈み込み地震前の千キロメートルスケールの変形
社会学:持続可能な開発目標の教育関連ターゲット達成に向けた進捗状況
がん遺伝学:正常なヒト子宮内膜の変異全体像
神経免疫学:脳の発達はDNA損傷の適切な監視に依存している
植物科学:微生物相と植物の健康
創薬:数十億もの仮想化合物
分子生物学:パイオニア転写因子群はヌクレオソームを不安定化する