Nature ハイライト 地球:火山ガスはあてにならない? 2007年1月11日 Nature 445, 7124 火山ガスの組成は、火山活動の監視に用いられるし、また大気組成が時間と共にどのように進化したかをみる指針として使うこともできる。このようなガスは、マグマ源の状態、特に酸化還元状態を忠実に反映していると暗黙裡に考えられてきた。しかし、脱ガス過程の詳細な物理化学モデルにより、この仮定は一般的に通用するわけではなく、噴出したマグマの酸化還元状態は、大気中に噴出したガスの酸化還元状態と必ずしも関係しないことが明らかになった。 2007年1月11日号の Nature ハイライト 神経:触覚のベースにタッチ 海洋:足りない窒素を補充する 生理:心臓の修復 宇宙:球状星団でブラックホールが見つかった 物理:セラミックスに思わぬ難点 地球:火山ガスはあてにならない? 細胞:胚ではなくて巨大硫黄細菌? 発生:細胞運命は早い時期に決まる 目次へ戻る