Nature ハイライト 神経:触覚のベースにタッチ 2007年1月11日 Nature 445, 7124 触覚を担うのは、皮膚に存在する多数の機械受容器である。今回脊椎動物で初めて、触覚の最初の情報伝達に必要とされる機能をもつ単一の分子が同定された。この分子は膜タンパク質であるSLP3(stomatin-like protein 3)で、マウス生体での機械受容器の機能に不可欠であり、また機械刺激受容チャネルが機能するためにも必要である。SLP3は、触覚にかかわるとされているイオンチャネルの調節もすることから、哺乳類の機械刺激変換装置のサブユニットである可能性がある。 2007年1月11日号の Nature ハイライト 神経:触覚のベースにタッチ 海洋:足りない窒素を補充する 生理:心臓の修復 宇宙:球状星団でブラックホールが見つかった 物理:セラミックスに思わぬ難点 地球:火山ガスはあてにならない? 細胞:胚ではなくて巨大硫黄細菌? 発生:細胞運命は早い時期に決まる 目次へ戻る