Nature ハイライト 宇宙:宇宙時計の針を巻き戻す 2009年5月7日 Nature 459, 7243 世界天文年2009を記念して連載されている天文に関する総説で、今週号では、観測天文学における最後の未開拓分野、すなわち最初に出現した星や銀河、大質量ブラックホールの形成を取り上げている。現在、これらの天体はシミュレーションを通してのみ研究できる。地上設置や人工衛星搭載の現在の望遠鏡は、宇宙の年齢や大きさが今の10分の1以下だったときまでさかのぼって宇宙の歴史を探ってきた。しかし次世代望遠鏡は、最新の理論を基準としながら、宇宙で最初の光を放った天体の解明を妨げている高赤方偏移の壁を乗り越えるだろう。 2009年5月7日号の Nature ハイライト 宇宙:宇宙時計の針を巻き戻す 工学:ナノ材料の小さな箱 材料:力に応答するポリマー 地球:風変わりな火山 神経:クロマチン修飾と記憶のつながり 神経:ニューロンの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 細胞:幹細胞に道を示す 細胞:マップ上の遺伝子エンハンサー 細胞:第三の伸長因子 目次へ戻る