Nature ハイライト 医学:糖尿病を理解する 2010年4月29日 Nature 464, 7293 膵臓のβ細胞の機能がしだいに失われ、日常的にインスリン投与が必要になるという、1型糖尿病の臨床像が明らかになってから100年以上も経つが、この病気の進行経過の詳細はまだ解明の途上にある。しかし最近、げっ歯類モデルや糖尿病患者での詳細かつ幅広い研究によって、糖尿病の発生病理や遺伝学的特徴の解明は急速に進歩した。ReviewでJ Bluestone、K HeroldおよびG Eisenbarthは、この10年の大きな進歩のいくつかを概括し、現在試験が行われている有望な新しい治療法について報告している。そのいくつかは、糖尿病以外の自己免疫疾患にも応用できる可能性がある。 2010年4月29日号の Nature ハイライト 医学:糖尿病を理解する 生理:アディポネクチンと肥満 宇宙:小惑星24番テミスの氷 化学:水から水素を作る 気候:気候フィードバック 進化:恐竜の多様な羽毛 進化:「自殖」の進化 遺伝:遺伝子のヒッチハイク 細胞:見つかったコレステロール結晶 脳:統合失調症とニューレグリンの関連性 目次へ戻る