Nature ハイライト 細胞:見つかったコレステロール結晶 2010年4月29日 Nature 464, 7293 アポリポタンパク質Eを欠損し、アテローム性動脈硬化が発生しやすいマウスに高コレステロール食を与えた研究から、小さなコレステロール結晶がアテローム発生の最初期に出現し、このような結晶は貪食細胞でNLRP3インフラマソームを活性化しうることが示された。この知見は、コレステロール結晶の沈着を低下させる、あるいはインフラマソーム経路を遮断する治療戦略が、抗アテローム性動脈硬化作用をもつ可能性を示唆している。 2010年4月29日号の Nature ハイライト 医学:糖尿病を理解する 生理:アディポネクチンと肥満 宇宙:小惑星24番テミスの氷 化学:水から水素を作る 気候:気候フィードバック 進化:恐竜の多様な羽毛 進化:「自殖」の進化 遺伝:遺伝子のヒッチハイク 細胞:見つかったコレステロール結晶 脳:統合失調症とニューレグリンの関連性 目次へ戻る