Nature ハイライト 物理:位相を正確に計る方法 2007年10月11日 Nature 449, 7163 レーザー放射は通常、周波数と強度を決定する検出器で測定されるが、放射の位相に関する情報は得られない。位相を測定すれば、レーザー動作の基礎となる光増幅と光減衰の動的過程に関する知見が得られるだろう。Kröllたちは今回、テラヘルツ領域で動作するいわゆる量子カスケードレーザーの発するレーザー放射の振幅と位相を測定する方法を開発した。この技術は他の種類のレーザーにも応用でき、光損失につながる影響の研究に使うことができそうだ。これはレーザーの性能改良に有用な情報になる。 2007年10月11日号の Nature ハイライト 気候:湿潤化する気候 遺伝:道の分かれ目 医学:RNAi治療が復活? 医学:マイクロRNAと転移の関係 宇宙:ダマスカスへの道の向こうに見えたもの 物理:位相を正確に計る方法 物性:4番目はフェロトロイディシティ 細胞:アドレナリン性の炎症 神経:神経伝達物質の輸送 目次へ戻る