Nature ハイライト

時事:核犯罪の科学捜査

Nature 443, 7114

もしも最悪のテロ攻撃、すなわち都市での核爆発が起きてしまったら、その結果もたらされる死と破壊がどのようなものになるかはほとんど想像もつかない。だが、その地政学的な結果を想像することはできる。我々は今現在、状況をよくするようなことを何かできるだろうか。M May、J Davis およびR Jeanloz は、既知の核爆発関連物質のデータバンクを設置することでそれが可能だと論じている。このデータバンクを使えば、核爆発物質の生じた場所やテロ行為に関与した人物を確定することが可能となるだろう。これは単に報復のためというのではなく、さらなる核爆発の可能性を検証するためのものだ。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度