Nature ハイライト
地球:マリオン海膨の形成
Nature 494, 7436
南インド洋海底にある南西インド海嶺のマリオン海膨は、長さ3,100 kmにわたって広がり、より広範な研究が行われているアイスランド海膨と同程度の大きさだが、軸状の「高地」ではなく、その長さのほぼ全体に沿って深い裂谷がある。海膨は、一般にマントル・ホットスポットと厚い地殻を伴う盛り上がった領域であり、マントルの熱的異常の結果であることを示している。H ZhouとH Dickは、マリオン海膨では、意外にも地殻が全体として薄く、欠落しているところも多いことを明らかにした。マリオン海膨の大部分は、海嶺下で密度の低い枯渇したマントルを生成した太古の融解事象に対するアイソスタシー的応答だろうと、彼らは考えている。
2013年2月14日号の Nature ハイライト
地球:マリオン海膨の形成
創薬:将来役立ちそうなオートファジー誘導因子
量子情報科学:機能性ハイブリッド量子系
化学:新種の単純なエナンチオ選択的触媒
気候:中期ブリュンヌの気候遷移は実在しなかった?
進化:初期の四肢類では椎骨構造が逆さま?
生態:生物多様性はどのように疾患と闘うのか
脳:大脳基底核細胞の活動を神経画像化によりとらえる
発生:発生中の目には光が不可欠
細胞:肝幹細胞を目覚めさせる