Nature ハイライト
構造生物学:RNAから一口噛みとろうとしているエキソソームを見る
Nature 495, 7439
RNAの代謝回転にかかわる主要な因子は、エキソソームと呼ばれており、10個のサブユニットからなる複合体である。この複合体には、活性を持つ単一のRNアーゼサブユニットのRrp44が含まれている。エキソソームは核で、同じくヌクレアーゼであるRrp6という補助因子と会合する。今回、酵母エキソソームのコア部分とRrp6のカルボキシ末端部分、および1つのRNA二本鎖からなる440キロダルトンの複合体の2.8 Å分解能での結晶構造が報告され、RNAが認識されて分解の準備がなされる様子が可視化された。
2013年3月7日号の Nature ハイライト
神経科学:鳥を歌わせるのは何
細胞:腸上皮の静止細胞
構造生物学:RNAから一口噛みとろうとしているエキソソームを見る
宇宙:一番近い銀河までの正確な距離
材料:二酸化炭素分離に適した細孔特性
化学:メタノール経済を促進する触媒
気候科学:スノーボールアースにおける海洋の役割
古生物学:太古の昆虫strashilidは恐竜の寄生虫ではなかった
分子生物学:創傷治癒に重要な切り替えポイント
分子生物学:不適合コドンと時計機能