Nature ハイライト
Cover Story:女性の仕事:科学研究の分野で構造的な性差別がまだ横行しているのはなぜなのか
Nature 495, 7439
科学研究ではいまだに、性差別が構造的に至極平然と行われている。いくらかの進歩はあるものの、女性科学者はいまだに、男性に比べて給与は低く、昇格や研究助成金の獲得数は少なく、同程度の資格を持つ男性よりも仕事を辞めることが多いのは確かである。この特集号では、このような男女差と、それを解消するためにどういうことがなされたかを詳細に検討している。この号は、Nature誌の編集者だったMaxine Clarkeの思い出に捧げられている。最高の科学的水準を守り続けた編集者としての28年の間、Clarke氏が「女性が全然入ってないのはどういうわけ?」と抗議するただ1人の人間だったことはごく普通だった。(Introduction p.21)
2013年3月7日号の Nature ハイライト
神経科学:鳥を歌わせるのは何
細胞:腸上皮の静止細胞
構造生物学:RNAから一口噛みとろうとしているエキソソームを見る
宇宙:一番近い銀河までの正確な距離
材料:二酸化炭素分離に適した細孔特性
化学:メタノール経済を促進する触媒
気候科学:スノーボールアースにおける海洋の役割
古生物学:太古の昆虫strashilidは恐竜の寄生虫ではなかった
分子生物学:創傷治癒に重要な切り替えポイント
分子生物学:不適合コドンと時計機能