Nature ハイライト

構造生物学:結合型および非結合型のクリプトクロムの構造

Nature 496, 7443

クリプトクロムは植物と動物の両方で見つかっている光受容体であり、概日時計機能に必要である。今回、N Zhengたちは哺乳類のクリプトクロムタンパク質であるCRY2の遊離状態および結合状態の結晶構造を初めて報告した。他の光感受性クリプトクロムと比べると、全く新しい、予想外の特徴が、構造解析から明らかになり、クリプトクロムが時計経路でどのように機能するのかを理解するための枠組みが確立された。哺乳類のFボックスタンパク質FBXL3が、そのC末端尾部のトリプトファンでCRY2のFAD結合ポケットを占有することによりCRY2を捕捉する機構は、特に関心を集めそうだ。

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