Nature ハイライト
材料科学:液体の磁性
Nature 504, 7479
液晶中に懸濁した磁性粒子が自発的に配向して強磁性状態になる可能性があるという考えは、何十年も前に提唱されたが、実験的に確認されていなかった。今回A Merteljたちは、ナノサイズの強磁性小板をネマチック液晶に懸濁させて、強磁性状態を実現した。小板の形状が強磁性秩序の発達のカギとなる。得られた「液体磁石」相は、非常に小さい磁場に応答するので、新しい磁気光学デバイスにつながる可能性がある。
2013年12月12日号の Nature ハイライト
材料科学:液体の磁性
神経科学:シナプスのエンドサイトーシスを素早く捉える
医学:抗マラリア薬の多機能標的
構造生物学:GABAB受容体の静止型と活性型の構造
量子情報科学:量子通信の新しいモデル
惑星科学:「暴走温室効果」が起こるのはもっと先のようだ
神経科学:経験で神経可塑性が変化する仕組み
がん:オートファジーの役割はp53に依存する
構造生物学:CAAXプロテアーゼの構造
細胞生物学:一次繊毛でのカルシウムの扱われ方