Nature ハイライト

オプトメカニクス:新しい観点で電波を見る

Nature 507, 7490

医用画像や電波天文学から航法や無線通信まで電波の応用の多くは、微弱な高周波マイクロ波の忠実な伝送と検出に依存している。今回、E Polzikたちは、この分野における全く新しい技術、すなわち、ナノ機械発振器によって行われる微弱電波のレーザー信号への変換を実証している。この発振器は、窒化ケイ素でできた膜で、電波信号との結合とその表面で反射された光との結合を同時に行うことができ、この特徴を用いて、光位相の変化として電波信号を量子限界感度で測定できる。既存の検出器と比べると、この方法には室温で作動するという利点があり、発生する信号は標準的な光ファイバーへ容易に伝送できる。

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