Nature ハイライト

神経科学:音声言語の処理には左右の脳半球が関わっている

Nature 507, 7490

音声言語の知覚と発話は連係しているとずっと考えられてきたが、この連係の基盤となる神経機構や、これらの機能が左右脳半球のどちらかに局在しているかどうかは、分かっていなかった。今回B Pesaranたちは、音声言語の感覚–運動変換が左右両側の脳半球で起こることを示し、音声言語に関わる両半球性の感覚–運動系の存在を明らかにした。この結果は、高次の言語処理機能が左半球に局在しているのとは対照的である。

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