Nature ハイライト
生態学:コンゴの雨林で失われつつある緑
Nature 509, 7498
コンゴの雨林地帯は、地球上でアマゾンに次ぐ2番目の広さだが、近年の気候変動に対するその応答についてはあまりよく分かっていない。L Zhouたちは今回、リモートセンシングデータを用いて、過去10年間の乾燥傾向がコンゴの森林の緑色度の広域的な低下と関連していることを明らかにした。ただし、これは漸進的な過程であり、アマゾンで発生した急激な乾燥の事例とは対照的である。この漸進的な褐色化は、乾燥耐性のより高い種を含むような群集構成の変化を引き起こしている可能性がある。
2014年5月1日号の Nature ハイライト
細胞:タンパク質合成の微妙なバランス
免疫:HIV-1中和抗体の生成過程
宇宙:トップスピンで自転する系外惑星がか座β星b
光学:原子光学にかなった単一分子光子
有機化学:キラリティーが新たな次元に
気候科学:4万5000年間の東インド洋の気候記録
地球:マントルメルトが滑らかにするテクトニックプレートの動き方
生態学:コンゴの雨林で失われつつある緑
細胞:初期胚を再プログラム化する
構造生物学:血小板凝集に関わる重要なGPCRの構造