Nature ハイライト

構造生物学:DNAメチルトランスフェラーゼの自己阻害と活性化

Nature 517, 7536

胚発生の間のDNAメチル化は、de novo型DNAメチルトランスフェラーゼであるDNMT3AとDNMT3Bによって行われる。今回Y Xuたちは、DNMT3の触媒活性のないパラログでDnmt3aを刺激して活性化するDNMT3Lについて、DNMT3AとヒストンH3に結合した状態の結晶構造を決定した。この構造から、ヒストンH3が存在しない状態で見られる予想外の自己阻害型コンホメーションと、H3が誘導する活性化の機構が明らかになった。

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