Nature ハイライト
構造生物学:DNAメチルトランスフェラーゼの自己阻害と活性化
Nature 517, 7536
胚発生の間のDNAメチル化は、de novo型DNAメチルトランスフェラーゼであるDNMT3AとDNMT3Bによって行われる。今回Y Xuたちは、DNMT3の触媒活性のないパラログでDnmt3aを刺激して活性化するDNMT3Lについて、DNMT3AとヒストンH3に結合した状態の結晶構造を決定した。この構造から、ヒストンH3が存在しない状態で見られる予想外の自己阻害型コンホメーションと、H3が誘導する活性化の機構が明らかになった。
2015年1月29日号の Nature ハイライト
気候科学:地球温暖化が停滞している期間の気候モデル
植物科学:シロイヌナズナでの二次細胞壁合成
分子生物学:CRISPR-Cas9を遺伝子発現の調節に使う
天文学:低温星の年齢測定
量子物理学:ローレンツ対称性の新しい検証
ゲノミクス:ヒトゲノムの大規模塩基配列解読
医学:結核性肉芽腫での血管新生
幹細胞:幹細胞による肺の再生
構造生物学:DNAメチルトランスフェラーゼの自己阻害と活性化