Nature ハイライト

惑星科学:土星の自転周期を見直す

Nature 520, 7546

NASAのカッシーニ探査機がとらえた土星の姿。
NASAのカッシーニ探査機がとらえた土星の姿。 | 拡大する

Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

惑星の自転周期を測定する従来の方法は土星に適用できず、適用しても正確な結果は得られない。R Helledたちは、新しい方法を使って土星の自転周期を決定した。この方法は、重力場測定に基づいて推定した自転周期を、観測されたさまざまな物理特性やそれらの不確実性と関連付けて最適化していくものである。木星は傾斜した磁場を持ち、この磁場を使って自転を測定できるため、彼らはこの方法を木星に適用して、その妥当性を確認した。そして、土星の自転周期は、10時間32分45 ± 46秒であると結論された。

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