Nature ハイライト

神経科学:脳の発生を変化させる遺伝的バリアント

Nature 520, 7546

3万717人を対象にした全ゲノム関連研究から、脳の特定の皮質下領域(運動や学習、記憶、動機付けに関連する機能に関わっていることが知られる領域)の構造に影響を及ぼす複数のありふれた遺伝的バリアントが見つかった。この結果は、ヒトの脳の発生に見られる変動性の原因を探るための手掛かりとなり、精神神経機能障害の機序の解明に役立つ可能性がある。特に興味深いのは6つの新しい遺伝子座で、これらは被殻や尾状核の体積と頭全体の大きさに影響を及ぼす。

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