Nature ハイライト
神経科学:皮質興奮性ネットワークのコネクトミクス
Nature 532, 7599
大脳皮質ネットワークの構造と機能の関連を探求するため、W Leeたちは今回、マウス一次視覚野に、2光子カルシウム画像化法と電子顕微鏡法とを組み合わせて適用した。その結果、2/3層のニューロンはサブネットワークを構築しており、類似した方位選択性を持つ錐体細胞同士が優先的にシナプスを形成し、類似した方向同調性を持つニューロンはより大きいシナプスを形成することが分かった。この研究は、機能的コネクトミクスが、皮質ネットワークの構成ロジックを研究する上での強力な方法になることを例証している。
2016年4月21日号の Nature ハイライト
幹細胞:骨髄血管の専門化
エピジェネティクス:哺乳類ゲノムにおけるN6-アデニンのメチル化
構造生物学:抗うつ剤の構造活性相関
宇宙物理学:孤立銀河に見つかった超大質量ブラックホール
超伝導:クーパー対凝縮体の可視化
考古学:フローレス原人の年代はもっと古かった
神経科学:皮質興奮性ネットワークのコネクトミクス
細胞生物学:マグネシウムイオンを用いる生物時計
幹細胞:加齢に関連した骨髄の変化
微生物学:CRISPR–Cas免疫に見られる多様性