Nature ハイライト

遺伝学:自然の遺伝的多様性とプロテオーム

Nature 534, 7608

遺伝的変動が遺伝子発現を支配する仕組みに関する研究は、これまではRNA転写産物への影響の定量化が中心的だった。著者たちは今回、遺伝的に多様なマウス集団で、タンパク質と転写産物の量に着目した研究を行った。彼らはプロテオーム規模の解析により、マウス肝臓の転写産物とタンパク質を定量し、タンパク質レベルでの量的形質遺伝子座(pQTL)を多数明らかにした。媒介分析からは、遠いpQTLの原因タンパク質仲介物と、数百のタンパク質間の関連性が明らかになった。

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