Nature ハイライト

がんの代謝:LKB1に関連するがんでのエピジェネティック機構

Nature 539, 7629

LKB1(別名STK11)腫瘍抑制因子とKRASに変化が起こっているヒト腫瘍と関連する代謝亢進状態が報告された。発がん性の代謝活性はDNAメチル化の増加と関連していて、このような増加は、何よりもまずレトロトランスポゾンのサイレンシングにつながる。今回得られた知見は、腫瘍のエピジェネティックな全体像と代謝の間のつながりを示しており、さらに特定の発がん性変化が起こし得る代謝的脆弱性とエピジェネティックな脆弱性を明らかにしている。

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