Nature ハイライト
微生物学:新生児の敗血症を減らす
Nature 548, 7668
新生児敗血症は、世界の乳児死亡率の主要因である。今回、インドのオリッサ州で実施された、無作為化プラセボ対照試験の結果が報告されている。149の村で4556人の新生児に規定のシンバイオティクス製剤を経口投与し、60日間にわたって観察したところ、シンバイオティクス投与を行ったグループでは、敗血症と死亡の合計が有意に減少した。これは、この方法が将来的に敗血症の有用な治療介入となる可能性を示唆している。
2017年8月24日号の Nature ハイライト
微生物学:新生児の敗血症を減らす
発生学:CRISPRにより修正された変異
天文学:重力波を使ってブラックホールのスピンの向きを見分ける
化学:分子メモリーが動作する温度の上昇に高まる期待
大気科学:過去のメタン放出量を再評価する
遺伝学:ハエの翅の進化を予測する
幹細胞:胃組織の維持
幹細胞:血液幹細胞のバーコードによる追跡
細胞生物学:放射線と遺伝毒性物質によるがん複合治療における細胞周期の影響
がん:CDK4/6阻害剤の抗腫瘍効果