Nature ハイライト
天文学:初期宇宙における大質量ブラックホール
Nature 553, 7689
広範な探索にもかかわらず、7より大きな赤方偏移で見つかっているクエーサーは、z = 7.09に1つだけである。E Bañadosたちは今回、宇宙がわずか6.9億歳であったz = 7.54の位置に、質量が太陽の8億倍のクエーサーを観測したことを報告している。スペクトルから、クエーサーのライマンα輝線が、中性水素をある程度含む銀河間物質によってかなり吸収されていることが明らかになり、この時期には再電離が終わっていなかったことが示された。
2018年1月25日号の Nature ハイライト
神経科学:探索行動と逃避行動の脳による制御
構造生物学:代謝ホルモンの作用機構
天文学:初期宇宙における大質量ブラックホール
応用物理学:立体ディスプレイ
地球科学:地球の核の歴史を明らかにする岩石のプリューム
生物工学:免疫細胞間の相互作用をLIPSTICで標識する
がん:腫瘍は代償を払って治療抵抗性を獲得する
幹細胞:エンハンサークラスターが正常細胞やがん細胞の分化を促進する
ウイルス学:KSHVの構造から得られた、ウイルス複製をストップさせるための手掛かり
酵素機構:酵素ICMTの構造