Nature ハイライト
微生物学:細菌タンパク質の機能予測
Nature 557, 7706
これまでに、数万という細菌ゲノムの塩基配列が解読されてきた。多くのタンパク質では、他の実験的に特徴付けられたタンパク質との比較によって機能の予測が可能だが、細菌タンパク質の大部分は、他のタンパク質との類似性が不十分であるために機能を割り当てることができていない。今回A Arkinたちは、これらの注釈付けされていないタンパク質の機能的重要性について手掛かりを得るため、トランスポゾンによる変異誘発を用いて、遺伝的に扱いやすい32の細菌について、非常にさまざまな実験条件下で数千の遺伝子の変異による表現型の帰結を調べた。その結果、これまでに特定の機能で注釈付けられていなかった1万1779のタンパク質コード遺伝子の変異表現型が突き止められた。
2018年5月24日号の Nature ハイライト
微生物学:細菌タンパク質の機能予測
天体物理学:プラズマレンズで見たパルサー
物性物理学:プラズモンの限界を探る
経済学:野心的な気候の目標が持つ経済的な魅力
人類学:ヒトの脳サイズ進化の駆動要因
神経変性:α-シヌクレインの凝集と闘う
発生生物学:肢発生におけるR-spondin 2の独立した役割
腫瘍免疫学:バイスタンダーT細胞の識別法
免疫学:骨髄増殖における腸の微生物の役割