Nature ハイライト
天文学:エンセラダスの氷殻下の海から放出される大きな分子
Nature 558, 7711
エンセラダスは土星の衛星の1つで、その氷殻の下には水の海があると考えられている。海からの物質は、南極近くの氷殻にある亀裂を通して宇宙空間に放出されている。これまでの観測では、このプリューム内で、最大50原子質量単位の質量の分子が見つかっている。今回F Postbergたちは、200原子質量単位より大きい質量の有機分子を観測したことを報告している。彼らは、この海の最上部に、有機物に富んだ薄い層があると示唆している。
2018年6月28日号の Nature ハイライト
医学研究:PIK3CAの阻害によりPROSの症状が改善する
構造生物学:Gタンパク質、リガンドと受容体が作る複合体の構造
天文学:エンセラダスの氷殻下の海から放出される大きな分子
量子ナノ科学:直立した色素分子
化学:遠隔C–Hのエナンチオ選択的官能基化
惑星科学:火星の初期の急速な地殻形成
神経科学:逃げるかどうかを決めるのは
微生物学:微生物に見つかった新しいロドプシン
医学研究:膵臓がんにおける組織消耗を理解する
生化学:viperinは新しい塩基を作り出す
分子生物学:サイレンシングには協働が不可欠