Nature ハイライト
コロナウイルス:SARS-CoV-2のコーディング能力
Nature 589, 7840
N Stern-Ginossarたちは今回、リボソームプロファイリング技術を用いて、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の翻訳全体像の詳細を明らかにしている。翻訳された23個のウイルスオープンリーディングフレーム(まだ注釈付けされていなかったもの)が新たに見つかり、これらはおそらく、ウイルスの複製に調節性の役割を担うアクセサリータンパク質をコードしている。この研究は、SARS-CoV-2のオープンリーディングフレームの重要性と抗原の能力を明らかにする今後の機能研究のための情報資源を提供するものだ。
2021年1月7日号の Nature ハイライト
原子物理学:極低温原子を通して2層材料の物理を調べる
情報技術:畳み込みニューラルネットワークの光実装
情報技術:CMOS適合フォトニック・テンソルコア
物性物理学:単一欠陥フォノンの電子顕微鏡画像化
進化学:タンガニーカ湖のシクリッド類の脈動的な放散
疫学:移動ネットワークモデルがCOVID-19の不平等を予測し、活動再開計画に情報をもたらす
神経科学:海馬と橋のネットワークの波が脳の状態を調整する
分子生物学:染色体末端の保護の再検討
コロナウイルス:SARS-CoV-2のコーディング能力
免疫学:肝臓におけるクッパー細胞の空間的分離の調節
微生物学:マイコバクテリアATP合成酵素へのベダキリン結合の分子基盤