Nature ハイライト
生態学:外洋性サメ・エイ類個体群の世界的縮小
Nature 589, 7843
今回N Pacoureauたちは、外洋性サメ・エイ類の個体数が1970年以降急減していることを報告している。彼らは、サメ・エイ類18種の時系列データ、および外洋性サメ・エイ類全31種の絶滅リスクデータを用いて、サメ・エイ類の個体数が1970年以降71%減少し、24種が絶滅の危機に瀕していることを明らかにした。著者たちは、こうした変化の原因が、同期間に起きた漁獲圧の上昇にあると考えている。
2021年1月28日号の Nature ハイライト
実験物理学:ミューオンヘリウムにおける精密な核測定
物性物理学:グラフェンにおける相関駆動トポロジカル相
化学:光を用いる炭素と水素の標識化
気候科学:古気候の証拠の解釈の見直しによって示された完新世の長期的な温暖化
生態学:外洋性サメ・エイ類個体群の世界的縮小
植物科学:発生から派生した共生
血液:辛い食物は造血幹細胞の血液への動員に役立つ
創薬:多剤耐性菌に二重の打撃を与える
コロナウイルス:SARS-CoV-2を感染させたK18-hACE2マウスはCOVID-19のさまざまな症状を発症する
生物工学:早老症の塩基編集による治療
構造生物学:アドヒージョン受容体の構造