Nature ハイライト

生態学:外洋性サメ・エイ類個体群の世界的縮小

Nature 589, 7843

個体数が急減している絶滅危惧種のアカシュモクザメ(<i>Sphyrna lewini</i>)。
個体数が急減している絶滅危惧種のアカシュモクザメ(Sphyrna lewini)。 | 拡大する

Credit: by wildestanimal / Moment / Getty Images

今回N Pacoureauたちは、外洋性サメ・エイ類の個体数が1970年以降急減していることを報告している。彼らは、サメ・エイ類18種の時系列データ、および外洋性サメ・エイ類全31種の絶滅リスクデータを用いて、サメ・エイ類の個体数が1970年以降71%減少し、24種が絶滅の危機に瀕していることを明らかにした。著者たちは、こうした変化の原因が、同期間に起きた漁獲圧の上昇にあると考えている。

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