Nature ハイライト
惑星科学:原始木星に起こった巨大衝突
Nature 572, 7769
ジュノーミッションのデータから、木星には「低密度なコア」があり、木星形成時に小さなコアの大部分を成していた重元素が、木星半径の半分以上の領域にまで広がっていることが示されている。今回S Liuたちは、原始木星に複数の微惑星が激しくぶつかり、元々あったコアが壊されて、物質が外側に運ばれたと主張している。彼らは、こうした内部構造は数十億年安定であることを見いだしている。
2019年8月15日号の Nature ハイライト
微生物学:子宮内無菌仮説へ逆戻り
心血管疾患:LMNA変異が誘発する不整脈の原因となる機序が判明
細胞生物学:植物が塩を感知する仕組み
構造生物学:カルモジュリンはRyR2に対してどのように作用するのか
天体物理学:反復しない高速電波バーストの位置が特定された
惑星科学:原始木星に起こった巨大衝突
気候科学:1.5℃目標のための炭素予算を上回る化石燃料インフラの排出量
病原体:微生物のユビキチン化を修飾する
免疫学:CD24はヒト固形腫瘍における自然免疫チェックポイントである
がん:メチオニンの食餌療法は腫瘍増殖を調節する
腫瘍生物学:フェロトーシスを防ぐ