Nature ハイライト

ゲノミクス:鳥類363種の全ゲノムアラインメント

Nature 587, 7833

生物種間の遺伝的変動を十分に理解して正確な系統樹を作成するには、種のサンプリングを高密度で行い、それらのゲノム全体を解析する必要がある。今回G Zhangたちは、鳥類の科の90%以上を代表する363例のゲノムを解析した。このうち267例は、この研究のために新たに得られたゲノムアセンブリである。その結果、これらの鳥類種のゲノムの内容(転位性遺伝因子の存在、遺伝子の喪失、GC含量)が明らかになり、系統特異的な差異やゲノムの保存についての詳細な検討を可能にするProgressive Cactusを用いることで、363例のゲノムの参照なしのアラインメントが得られた。

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