Nature ハイライト 生物物理:ロドプシンの構造 2008年5月15日 Nature 453, 7193 無脊椎動物の眼にあるロドプシンは光で活性化されるGタンパク質共役型受容体であり、その活性はGq型Gタンパク質に伝えられる。村上緑と神山勉は、イカ・ロドプシンの分解能2.5Åでの結晶構造を報告している。これにより、推定されていたGタンパク質結合部位が明らかになった。新しく得られた構造は、可視光の偏光面の方向を検出できるという無脊椎動物の眼の新規な性質の1つを説明するのに役立つだろう。 2008年5月15日号の Nature ハイライト 物性:熱を帯びる高温超伝導体探し 気象:気候への人間の影響を見つけ出す 細胞:ヌクレオソームのマップ作成 生物物理:ロドプシンの構造 宇宙:衛星の極移動 材料:実用化が近いポラリトロニクス 生理:磁気を感じとる 生理:重金属を集める植物 疫学:代謝プロファイリングでリスクを予測 目次へ戻る