Nature ハイライト 生理:重金属を集める植物 2008年5月15日 Nature 453, 7193 モデル植物として使われるシロイヌナズナ(Arabidopsis)の仲間は、重金属の多い環境での生育力が種によってさまざまであり、それは進化による適応の結果らしい。Hanikenneたちは、シロイヌナズナ属のハクサンハタザオ(A. halleri)が、HMA4遺伝子を複数コピーもっており、この遺伝子の調節因子に変化が蓄積していて、そのために極限条件下で生き残れることを明らかにした。今回の結果は、金属汚染土壌の生物機能による環境修復に役立つと考えられる。 2008年5月15日号の Nature ハイライト 物性:熱を帯びる高温超伝導体探し 気象:気候への人間の影響を見つけ出す 細胞:ヌクレオソームのマップ作成 生物物理:ロドプシンの構造 宇宙:衛星の極移動 材料:実用化が近いポラリトロニクス 生理:磁気を感じとる 生理:重金属を集める植物 疫学:代謝プロファイリングでリスクを予測 目次へ戻る