Nature ハイライト
神経科学:ナトリウムチャネル変異体と自閉症の関連
Nature 489, 7416
電位依存性ナトリウムチャネルをコードするSCN1A遺伝子のハプロ不全は、幼児期てんかんの1形態で自閉症の特徴を伴うこともあるドラベ症候群を引き起こす。今回、Scn1aがハプロ不全のマウスも、多動や社会的相互作用障害などの自閉症関連行動を示すことが報告された。このようなマウスでは、GABA作動性神経伝達が低下しており、その社会的行動異常はクロナゼパム投与という薬理学的治療で改善可能である。
2012年9月20日号の Nature ハイライト
物性:ボースグラス相を調べるよい方法
神経科学:ナトリウムチャネル変異体と自閉症の関連
宇宙:重力レンズでとらえた若い銀河
材料:熱で発電する新材料
気候:午後の雨
社会心理学:寛大さはタイミングの問題
生態:蘚類とトビムシの長い付き合い
脳:注意の中心的領域は脳のどこに?
発生:神経筋接合部からの誤ったシグナル
医学:マラリア抵抗性の遺伝的シグナル
遺伝:低分子RNAを介して受け継がれる生殖系列の不死性