Nature ハイライト
宇宙:超新星爆発に先立つ高エネルギー質量放出
Nature 494, 7435
多方面の証拠から、非常に大質量の星では、超新星として爆発する直前、きわめて大きな質量放出が起こることが示唆されている。今回、そうした現象の1つを観測した結果が報告された。IIn型超新星爆発SN 2010mcの40日前、その前駆天体は高エネルギーのアウトバーストを起こし、秒速約2,000 kmの速度で太陽質量の0.01倍に相当する量の物質を放出した。アウトバーストの光度と速度は、超新星爆発に関する波動駆動型脈動モデルの予測と矛盾しない。
2013年2月7日号の Nature ハイライト
遺伝:カンジダ菌には半数体もある
構造生物学:IFITタンパク質によるウイルスRNAの認識
宇宙:超新星爆発に先立つ高エネルギー質量放出
工学:磁気を用いた論理の魅力
工学:長期DNAアーカイブは理にかなう
気候:北半球が南半球の退氷に及ぼす影響が確認された
生化学:TMC-1タンパク質による塩の感知
細胞:iPS細胞への免疫応答は起こらない
医学:iPS細胞を使った成人発症型疾患モデル
発生:初期胚中の三次元構造