Nature ハイライト

がんゲノミクス:髄芽腫のエピゲノミクス

Nature 530, 7588

小児の脳腫瘍である髄芽腫のゲノム研究では、臨床的に異なる4つの分子的サブグループがあることが明らかにされている。そして今回、28個の原発性髄芽腫組織に含まれる活性化型遺伝子調節エレメントのマッピングが行われ、個々のサブグループごとにエンハンサーが異なる調節を受けていることが明らかになった。この結果から、サブグループ間の相違や、特性がはっきりしていなかったサブグループ3と4の細胞起源を特徴付ける転写因子についての手掛かりが得られる。

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