Nature ハイライト

分子生物学:m6Aは神経活動を調節する

Nature 540, 7632

メッセンジャーRNAで最もよく見られる修飾の1つは、N6-メチルアデノシン(m6A)である。今回J RoignantたちとM Sollerたちがそれぞれ行った研究は相補的であり、この修飾がショウジョウバエ(Drosophila)のニューロン機能と行動に影響する際の仕組みと思われるものを示している。この修飾を触媒している複合体と、それを認識するタンパク質が明らかになり、この修飾はSex-lethalなどの転写産物の選択的スプライシングに影響を与えて、性決定の際に遺伝子の発現を変化させることが分かった。

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