Nature ハイライト
分子生物学:m6Aは神経活動を調節する
Nature 540, 7632
メッセンジャーRNAで最もよく見られる修飾の1つは、N6-メチルアデノシン(m6A)である。今回J RoignantたちとM Sollerたちがそれぞれ行った研究は相補的であり、この修飾がショウジョウバエ(Drosophila)のニューロン機能と行動に影響する際の仕組みと思われるものを示している。この修飾を触媒している複合体と、それを認識するタンパク質が明らかになり、この修飾はSex-lethalなどの転写産物の選択的スプライシングに影響を与えて、性決定の際に遺伝子の発現を変化させることが分かった。
2016年12月8日号の Nature ハイライト
神経科学:ガンマリズムの乱れとアルツハイマー病の病理
免疫学:S-2-ヒドロキシグルタル酸による幅広い免疫刺激
分子生物学:m6Aは神経活動を調節する
宇宙論:静穏な状態にある星形成銀河
テクトニクス:大洋中央海嶺におけるテクトニック応力
生物多様性:土地利用の強化と生物多様性
生物医学:新しいミトコンドリア置換技術
微生物学:治療薬になる可能性が見えてきた抗菌物質ミクロシン
微生物学:mavirusプロヴィロファージは宿主の原生生物を防御する
タンパク質設計:ウイルスに似た薬物送達システム
細胞生物学:染色体歩行を用いた染色体トポロジーの決定