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微生物学:糖尿病リスクの腸内マーカー

Nature 498, 7452

走査型電子顕微鏡で撮影されたマウスの腸内細菌の疑似カラー画像。
走査型電子顕微鏡で撮影されたマウスの腸内細菌の疑似カラー画像。 | 拡大する

Credit: Mattias Bergentall and Fredrik Bäckhed, Sahlgrenska akademin.

近年得られた証拠では、腸内微生物叢の変化が、肥満や糖尿病、心血管疾患などのさまざまな代謝性疾患に関連していることが示唆されている。F Bäckhedたちは、グルコース制御が正常、異常あるいは糖尿病型であるヨーロッパ系女性のコホートを対象に、糞便内メタゲノムの特性解析を行い、そこから得られた知見を最近報告された中国人コホートと比較した。この解析から、これら2つのコホート間で2型糖尿病を識別するためのメタゲノムマーカーが異なることが明らかになり、メタゲノムによる予測法は、調査対象集団の年齢や地理的位置に特異的なものにすべきであることが示唆された。

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