Nature ハイライト
材料:二段階プロセスによる太陽電池の大幅な性能向上
Nature 499, 7458
溶液プロセスにより作製可能で、有機無機ペロブスカイトを集光材料(色素)として用いる固体太陽電池は、原理的には、優れた電力変換効率を示し得る。しかし、通常の色素析出方法は制御できないので、性能はデバイスごとに大きく異なる。今回J Burschkaたちは、色素の形態変化を最小限にする二段階析出プロセスにより、再現性を大幅に向上させ、約15%という電力変換効率を実現したことを報告している。この電力変換効率は、同種類の太陽電池では新記録である。
2013年7月18日号の Nature ハイライト
神経科学:神経活動を調べるための新しいセンサー
発生:筋肉を作り上げるタンパク質
細胞:血管新生タンパク質であることが分かったLRG1は薬剤標的候補
物理:ジョセフソン効果の新展開
材料:二段階プロセスによる太陽電池の大幅な性能向上
生物無機化学:ハロゲナーゼSyrB2反応中間体の構造
地球:森林の水利用効率の大幅な上昇
医学:腸チフスの鍵となる新規毒素
生物物理:リボスイッチには、オン、オフと「状況次第」がある
分子生物学:転写の方向性を制御する