Nature ハイライト
神経科学:脳幹が後吸気活動を生じさせる
Nature 536, 7614
発声や嚥下、咳嗽は、息を吸った後の後吸気(postinspiration)と呼ばれる段階で起こる。今回J Ramirezたちは、後吸気活動を引き起こす、これまで知られていなかった興奮性の神経回路を明らかにした。古典的な興奮性ニューロンがこのネットワークを駆動する一方で、抑制性ニューロンが活動のタイミングを決めて後吸気活動を吸気としっかり協調させる働きをする。
2016年8月4日号の Nature ハイライト
遺伝子変動:2型糖尿病における遺伝子の変動
ワクチン:ジカ・デングワクチン開発を目指す
量子物理学:電荷量子化の発展のモデル
機械工学:in situでできる低摩擦トライボ膜
神経科学:脳幹が後吸気活動を生じさせる
システム生物学:抗腫瘍細菌に自制機構を組み込む
心疾患:アテローム性動脈硬化の発生機構
がん:ネオアンチゲンに対する腫瘍抵抗性
分子生物学:代替5′ mRNAキャップ形成経路
構造生物学:53BP1が2つのヒストン標識を同時に認識する仕組み
構造生物学:AMPA受容体のゲート開閉を調節するTARP γ2