Nature ハイライト
高エネルギー宇宙物理学:異常なフレアを起こしている2つのX線源
Nature 538, 7625
今回、近傍銀河70個のX線アーカイブデータの調査から、フレアを起こしている2つのX線源が、楕円親銀河中の球状星団、および楕円親銀河に付随する超コンパクト矮小銀河で見つかった。一方のX線源は1回、もう一方は5回のフレアを起こしていた。これらのX線源は、フレアを起こしていない時には、降着を受けている通常の中性子星かブラックホールのX線連星であるように見える。これらは、似たような光度の反復性フレアを起こすマグネターなどの天体とは違って、老いた星の種族の中にある。
2016年10月20日号の Nature ハイライト
計算生物学:構造が固定化されたペプチドの設計と合成
マラリア:新しいタイプの抗マラリア薬、二環式アゼチジン
微生物学:Frizzledは抗C. difficile薬の標的である
高エネルギー宇宙物理学:異常なフレアを起こしている2つのX線源
超高速フォトニクス:マルチペタヘルツ周波数で動作するエレクトロニクス
ナノフォトニクス:分子スケールでのエネルギー移動の制御
地球力学:インド洋地震後のマントルレオロジー
地球力学:インド洋地震後の上部マントルダイナミクス
幹細胞:霊長類モデルで、発作を起こした心臓が幹細胞で回復
細胞生物学:腫瘍細胞の生存を支えるエピシャペローム
分子生物学:Cezanne(OTUD7B)の構造と機能